MTRACE(3) | Linux Programmer's Manual | MTRACE(3) |
名前¶
mtrace, muntrace - malloc debugging
書式¶
#include <mcheck.h>
void mtrace(void);
void muntrace(void);
説明¶
関数 mtrace() は、
malloc(3), realloc(3), free(3)
のハンドラを組み込む。
関数 muntrace()
はこれらのハンドラを解除する。
環境変数 MALLOC_TRACE は mtrace()
が出力を書き出すファイルを指定する。
ユーザが書き込み権限を持つファイルを指定しなければならない。
書き込み権限がない場合、
mtrace() は何もしない。
ファイルが空でない場合、ファイルの元の内容を上書きする。
準拠¶
この関数は GNU 拡張である。
注意¶
mtrace() の出力は ASCII 形式だが、人が読みやすいフォーマットではない。 そこで、glibc には mtrace 出力を分かりやすい形式に変換する perl スクリプトが付属している。
関連項目¶
2002-07-20 | GNU |